循環型社会

   実現するために・・・
 生態系循環型社会とは自然界に存在する微生物や土壌生物相、動植物など生態系を健全な形に維持し、循環させる仕組みです。自然界の中では落ち葉や枯れ葉、残根などは微生物によって分解され、翌年の植物の栄養分として土に蓄えられます。通常の作物は肥沃な土壌で生長し、多くの実をつけます。
 ところが現在では、人口増加による食料の大量生産の必要性から化学肥料や農薬が利用されています。化学肥料や農薬の投入によって土壌微生物相が乱れ、枯れ葉や残根などの有機物は未分解のまま翌年まで残るほど地力が落ちてきています。地力の落ちた圃場で作物を栽培するには更なる化学肥料が必要になる・・・という悪循環を繰り返しています。

 この悪循環を、正しい生態系の循環に戻すことが大切です。そのためには農薬・化学肥料の投入をなくすこと。微生物相を理解した土作りを行うことが必要です。こうした農業は現在慣行的に行われている農業より手間がかかるかもしれませんが、収穫量や品質はあがります。

 有機農業というと細かい基準もありますが、やることは生態系循環型農業と同じ事です。農薬・化学肥料に依存せず、良質の農作物を栽培しませんか?
 本年より、国内数箇所、海外数箇所で上記のような視点から有機農業への転換試験を始めます。認証取得までは時間がかかりますので、有機農業への転向を考えていらっしゃる方は、田んぼや畑の一部でぜひ試験をしてみてください。有機農業は怖くありません。難しくもありません。有機農業に取り組んでみたい方は購入の有無に関わらずお問い合わせください。一年後には間違いなく「確かな結果」が出ているはずです。



循環型農業の提案

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