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〜 ビタミンC・アミノ酸・コラーゲン 〜

ビタミンC

 ビタミンCという言葉を聞いたことがないという方はあまりないかと思いますが、アスコルビン酸という名称は知らない人がいるかもしれません。雑学(?)として覚えておきましょう。アスコルビン酸というのはビタミンCのことです。

 さて、ビタミンCと聞くと、第一に思い浮かべるのが、レモンやオレンジなどの柑橘類ではないでしょうか。ビタミンCは体のバランスを取るには必要不可欠の栄養素です。ビタミンCは身体の各部の中でも生命維持に直結した臓器(肝臓、すい臓、心臓など)に優先的に配分されます。十分な量のビタミンCを摂取していれば肌へも配分される為、コラーゲンの生成や維持にも活用されますが、不足していると肌へはほとんど配分されないことになります。

 それに加え、せっかく摂取したビタミンCも排泄されやすいため、体内に留めておくことが困難です。

 ビタミンCの肌への役割としては、細胞を活性化してターンオーバーを順調にする働きがあります。(この時、バランスのよいアミノ酸が必要になります) そして、肌のターンオーバーが順調になると不要なメラニンは押し上げられ、垢となって排泄されるため、肌に沈着しにくくなります。また、沈着してシミとなってしまったメラニンはビタミンCが還元して白色メラニンにするため、肌のクスミも改善されます。

 ビタミンCを多量に与えておくことで、メラニンの生成を抑え、シミやクスミの予防になります。


アミノ酸

 アミノ酸については今や説明の必要がないかもしれません。体を構成しているたんぱく質はアミノ酸から作られています。アミノ酸は全部で20種類ほどあり、生体には欠かすことのできない要素です。

 肌について言えば、張りや弾力の元となる真皮のコラーゲンはアミノ酸から作られるたんぱく質の一種です。真皮中のコラーゲンが不足すると弾力がなくなり、シワの原因になります

 コラーゲンは分子量が大きく、肌の表面からは真皮まで吸収されません。そのため、コラーゲンは体内でアミノ酸から合成されなければならないのですが、その際に必要不可欠なのがビタミンCです。つまり、アミノ酸ビタミンCの力を借りることで初めてコラーゲンに合成されるわけです。

 特に肌の若返りに必要なのは必須アミノ酸を全て揃って摂取することです。
 必須アミノ酸は体内では作られないため、食事などから摂取する必要がありますが、お肌に働く必須アミノ酸は肌から吸収するのが最も早いのです。
 (必須アミノ酸が全て含まれる主な食品は、話題の大豆ペプチドに代表される大豆です。)
 必須アミノ酸は肌の中で代謝機能を促進して、若返らせる働きがあります。肌の弾力が回復し、しっとりスベスベ肌がよみがえるのです。


コラーゲン

 コラーゲンが肌に良いことはご存知の方が多いと思います。コラーゲンはアミノ酸ビタミンCによって合成されたものです。

 コラーゲンは体の中にたくさんあるものです。そして体の中でコラーゲンは細胞と細胞の隙間を埋め、支えるという重要な役割を果たします。

 人の体は約70%が水分です。残る30%は固形分ですが、そのうちの約60%がたんぱく質と言われています。このたんぱく質のうち、30%程がコラーゲンになります。体全体から見ると約6%程を占めているのです。コラーゲンは皮膚や骨、腱、血管壁、歯などの体の枠組みを作る部分に多く含まれているほか、心臓や腎臓などにも含まれています。中でも多く含まれているのが皮膚で、体内にあるコラーゲンの約40%と言われます。


 コラーゲンの分子はアミノ酸が1000個繋がったたんぱく質が3本集まってできています。つまり、3000個のアミノ酸でようやくコラーゲンが一つできるわけです。そして、その中にはさまざまな種類のアミノ酸がバランス良く含まれているのです。

 コラーゲンは真皮層で作られ、皮膚を内側からリフトアップする役割も果たしています。保湿力が強いので、コラーゲンの豊富な肌はみずみずしく、張りがあります。逆にコラーゲンが不足すると皮膚を支えきれずに落ち込んでいき、シワを作る原因になります。また保湿力も落ちるため、カサカサに荒れてしまうのです。

 真皮のコラーゲンを増やし、シワやたるみから解放されるにはコラーゲン合成に必要な「ビタミンC」を十分に肌に与えることが重要です。それが究極のスキンケアなのです。
 
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